外壁塗装 どの種類の塗料がいいの?
塗料って色んな種類があって、どの塗料を使って塗り替えればいいのか分からくなってしまった。どういった基準で選べばいいのだろう?
確かにいろいろな種類の塗料がありますよね。
それではまず、現在ある塗料の種類・価格相場・耐用年数を表にしてみますね。
塗料 | 施工価格相場(㎡) | 耐用年数 |
アクリル系 ※現在ではほとんど使われていません。 | 700円~1,000円 | 5年~8年 |
ウレタン系 ※近年ではあまり使用されていません。 | 1,100円~1,600円 | 8年~10年 |
シリコン系 ※近年の主流となっています。 | 1,700円~2,400円 | 10年~15年 |
ラジカル系 ※近年主流となっています。 | 1,900円~2,500円 | 10年~15年 |
光触媒 ※太陽光で汚れを浮かせ、雨で洗い流す効果がある。 | 3,600円~4,400円 | 10年~15年 |
遮熱・断熱 ※太陽熱を反射する効果がある。 | 2,300円~4,400円 | 15年~20年 |
フッ素・セラミック ※耐久性・防汚性に優れている。 | 3,200円~4,200円 | 15年~20年 |
無機 ※紫外線などにさらされても劣化が起こりにくい。 | 4,100円~4,900円 | 15年~20年 |
シリコン系やラジカル系などと言われても、塗装業に精通していなければ分かりにくいですよね。
シリコン系塗料とは、主成分の合成樹脂がシリコン樹脂でできた塗料のことを指します。
ラジカル系塗料とは、塗料の劣化因子である「ラジカル」を抑える仕組みの成分を組み込んでいる塗料のことを指します。
それでは次に、各塗料の主流メーカーを書いてみますね。
種類 | メーカー塗料名 |
シリコン系 | ・エスケー化研「クリーンマイルドシリコン」 シリコン樹脂にセラミックを配合した塗料で汚れが付きにくい。 ・日本ペイント「オーデフレッシュSi」 シリコン樹脂に1液水性反応硬化技術を組み合わせ耐久性がある。 |
ラジカル系 | ・日本ペイント「ニッペ ファインパーフェクトトップ」 日本初のラジカル制御型塗料「水性1液型パーフェクトトップ」より丈夫な塗膜と 艶を誇る弱溶剤1液型油性塗料です。 ・エスケー化研「エスケープレミアムシリコン」 ハイブリッドシリコン樹脂をベースに作られているラジカル制御型塗料で塗膜の劣化を防ぐ水性1液型塗料です。 |
光触媒 | ・ピアレックステクノロジーズ「ピュアコート水性」 フッ素樹脂をベースとしたグレードの高い光触媒コーティング材で汚れ防止対策を 見込める水性1液型塗料です。 ・オプティマス「オプティマスホワイトペイント」 白い外壁を美しく保ちたい方に最適で、対候力のある外壁にする水性1液型塗料です。 |
遮熱 | ・日本ペイント「サーモアイ4F」 フッ化フッ素樹脂塗料で対候性に優れている屋根用の弱溶剤2液型塗料です。 ・日本中央研究所「アドグリーンコートGL」 太陽光を反射させるだけでなく、放熱効果もある水性塗料です。 |
フッ素 | ・日本ペイント「ファイン4Fセラミック」 フッ素とセラミックによる超耐久で藻やカビの発生を防止する弱溶剤2液型塗料です。 ・エスケー化研「水性弾性セラタイトF」 フッ素とセラミックのハイブリッド塗料で親水性・防水性に優れている 水性2液型塗料です。 |
セラミック | ・日進産業「GAINAガイナ」 ロケット技術から開発された遮熱・断熱塗料として有名。耐熱温度は‐100℃から 150℃で暑さや寒さから守ってくれる水性1液型塗料です。 ・日本ペイント「ニッペ パーフェクトセラミックトップG」 ラジカル制御型塗料にセラミックハイブリッド技術を取り入れ、フッ素よりも 高い耐久性・対候性がある水性2液型塗料です。 |
無機 | ・関西ペイント「ムキフッソ」 無機×フッ素の超高耐久なハイブリッド塗料で、紫外線・塩・水分などにも 影響されにくい弱溶剤2液型塗料です。 ・エスケー化研「スーパーセラタイトF」 無機×フッ素の超高耐久なハイブリッド塗料でオフィスなどの内装にも適している 水性1液型塗料です。 |
主要な塗料でも、それぞれ違いがあるのね。
選ぶ基準は何かしら?
「遮熱効果が欲しい」「次の塗り替えまでのサイクルが長いのが良い」など、目的別に塗る塗料を考えられるといいと思います。
見積りを依頼する時に、塗り替える塗料の目的を業者さんに伝えるといいですよ。
また、現在塗られている塗料によっては、合わないもの、使用することができないもの、もあるので業者さんとしっかり打ち合わせをしましょう。