リフォームの見積書の見方とは?

見積書は記入基準がありません。自由に作成できるので、業者により書式も記載方法も違います。

初めて目にする「見積書」。

その見積書がはたして「良い見積書」なのか、「悪い見積書」なのか
判断もなかなか難しいです。

そこで、見積書の見方を説明していきます。

見積り例1

名称仕様数量単位単価金額
足場工事足場仮設200,000
高圧洗浄70,000
外壁塗装サイディング900,000
屋根塗装スレート400,000
諸経費200,000
                                 小計     1,770,000
※足場キャンペーンにつきサービス工事               消費税    177,000
                                 合計    1,947,000
                                 値引き    247,000
                                工事金額    1,700,000

この見積もりはすべての項目が「1式」になっていますね。
さらに足場代が値引きされていて、「見やすくてお得!」と思うかもしれません。

しかし、この見積もりは「悪い見積もり」です。

足場代がサービスしてあるのは、他の項目が相場よりも高くなっているからです。
また、すべての項目が「1式」になっているのは、不親切です。
さらに工事の仕様も不明で使用材料も不明なため、値段の根拠がありません。

このような見積もりを出す業者には注意してください。

見積り例2

名称仕様数量単位単価金額
足場工事足場仮設200750150,000
飛散防止ネット20015030,000
高圧洗浄20030060,000
養生ビニール・テープ5000050,000
外壁塗装サイディング壁2004000800,000
屋根塗装スレート屋根754000300,000
諸経費150000150,000
                                   小計  1,540,000
                                   消費税  154,000
                                   合計  1,694,000
                                   値引き   44,000
                                  工事金額 1,600,000

見積り例1と違い、数量が出ているので一見「良い見積もり」に見えます。

しかし、足場の平米数と高圧洗浄、外壁塗装の平米数が一緒ですね。
これはおかしいです。

足場は家の外周を囲むので、実際の床面積よりも大きくなります。
外壁塗装面は窓などの塗らない部分を引くので、足場と同じ平米数なのは明らかに間違った数値です。

また、工事詳細や使用材料などが不明瞭です。

この見積例も不親切なので、注意が必要です。

見積り例3

名称仕様数量単位単価金額
足場工事足場仮設200700140,000
飛散防止ネット20015030,000
高圧洗浄18320036,600
養生ビニール・テープ3000030,000
下地調整ケレン・ひび割れ補修3500035,000
外壁塗装サイディング壁
下塗りメーカー名・使用塗料名155750116,250
中塗り・上塗りメーカー名・使用塗料名1552,200341,000
軒天メーカー名・使用塗料名38100038,000
破風板メーカー名・使用塗料名33100033,000
雨どい
竪樋〇m軒樋〇m
メーカー名・使用塗料名54100054,000
付帯部
(鉄部・木部)
霧除け・水切り
換気フード・雨戸

メーカー名・使用塗料名
4000040,000
コーキング処理縦目地打ち替
メーカー名・使用塗料名
9885083,300
コーキング処理サッシ廻り打ち増し
メーカー名・使用塗料名
4000040,000
屋根塗装スレート屋根
下塗りメーカー名・使用塗料名7575056,250
中塗り・上塗りメーカー名・使用塗料名752200165,000
縁切り作業2000020,000
諸経費100000100,000
※外壁塗装の保証期間は、8年とする。                           
※屋根塗装の保証期間は、5年とする。                           
                                   小計   1,358,400
                                   消費税  135,840
                                   合計   1,494,240
                                    値引き   44,240
                                  工事金額   1,450,000

こちらが「しっかりとした見積り」の例です。

各工程にしっかりと仕様詳細が記載されています。
また、軒天や破風板、雨どいなどの付帯部の詳細もでていますね。
すべての項目の単価も相場内に収まっています。
また、外壁塗装や屋根塗装の保証期間についてもきちんと記載がされています。

このように、細部にわたり詳細の説明がされている業者は「優良業者」とみていいでしょう。

まとめ

「見積り例3」を基準として、「良い見積もり」なのか、不明瞭で「悪い見積もり」なのかの判断材料としてください。

*工事金額は適正価格の範囲内である。
*すべての項目が「一式」でまとめられていないか。
*内訳は細かく記載されているか。
*数量や単価は記載されているか。
*使用材料の詳細は記載してあるか。
*工事の保証についての記載はあるか。

上記のポイントをしっかり確認して、判断するようにしてください。

不安に感じることがあれば、必ず確認することです。焦りは判断を鈍らせます。優良業者であれば、契約を急かすことがないので、一度冷静になって考えるようにしましょう。